姿勢を良くしなきゃ」
そう思って、背すじを伸ばして座っている方は多いと思います。
たしかに、背中が丸まりすぎたり、首が前に出すぎたりすると、首・肩・腰には負担がかかりやすくなります。
でも、柔道整復師の目線で見ると、もう一つ大事なことがあります。
それは、
良い姿勢でも、長く同じままだと体はつらくなりやすい
ということです。
「良い姿勢」を頑張りすぎると、体が固まりやすい
良い姿勢を意識すると、胸を張る、背すじを伸ばす、肩を引く。
こういう動きになりやすいです。
一見きれいに見えますが、頑張りすぎると、体の中では力が抜けにくくなります。
特に多いのは、
肩に力が入る
腰を反りすぎる
呼吸が浅くなる
このような状態です。
姿勢を良くしようとしているのに、首や肩がこる。
腰が張ってくる。
こういう方は、姿勢が悪いというより、同じ状態で固まりすぎていることが多いです。
体は、止まったままが苦手です
人の体は、ずっと同じ形でいるようにはできていません。
座る。
立つ。
歩く。
伸びる。
しゃがむ。
深く息をする。
こうやって少しずつ動きながら、体の負担を分けています。
ところが、デスクワークやスマホ時間が長くなると、体を動かす回数がかなり減ります。
すると、筋肉は同じ場所だけが働き続けます。
首は頭を支え続ける。
肩は腕を支え続ける。
腰は座った姿勢を保ち続ける。
この状態が続くと、筋肉や関節が休みにくくなります。
だから、
大事なのは完璧な姿勢ではなく、同じ姿勢を長く続けないこと
です。
30分に1回、体に小さな刺激を入れる
おすすめは、30分に1回くらい体を少し動かすことです。
大きな運動をしなくても大丈夫です。
たとえば、肩を軽く回す。
立って足踏みをする。
首をゆっくり横に向ける。
背中を少し伸ばす。
深呼吸をする。
それだけでも、体は変わりやすいです。
特にデスクワーク中は、集中しているうちに呼吸が浅くなったり、目に力が入りすぎたりします。
その場合は、体を動かすだけでなく、
目を閉じて数秒休める
だけでも十分です。
目を休めると、首や肩の力が抜けやすくなる方もいます。
目、首、肩はつながって使われることが多いので、画面を見続ける時間が長い方ほど、目を休める時間も大切です。
「姿勢を正す」より「こまめに整え直す」
姿勢は、一度きれいに作って終わりではありません。
仕事をしていれば、前かがみになることもあります。
スマホを見れば、首が下を向くこともあります。
疲れてくれば、背中が丸くなることもあります。
それ自体が悪いわけではありません。
問題になりやすいのは、
そのまま長く続いてしまうこと
です。
だから、姿勢をずっと正しく保とうとするより、こまめに整え直す方が現実的です。
30分たったら少し伸びる。
肩を一回ゆるめる。
立てるなら立つ。
無理なら目を閉じて息を吐く。
このくらいで十分です。
完璧な姿勢を目指すより、体が固まりきる前に小さく休ませる。
その方が、首・肩・腰への負担は減らしやすくなります。
体がつらい人ほど、頑張り方を変える
首こりや肩こり、腰の重だるさがある方ほど、真面目に姿勢を意識していることがあります。
でも、体がつらくなるほど頑張っているなら、少しやり方を変えてもいいと思います。
背すじをずっと伸ばすより、
30分に1回、体を動かす。
良い姿勢を保ち続けるより、
同じ姿勢を長く続けない。
気合いで我慢するより、
体に小さな休憩を入れる。
これだけでも、体の負担は変わりやすくなります。
まとめ
良い姿勢は大切です。
でも、良い姿勢を頑張り続けることが、必ずしも体に良いとは限りません。
体は、同じ状態が長く続くとつらくなりやすいです。
だから、デスクワーク中は、
いい姿勢を頑張るより、こまめに動く。
30分に1回、肩を回す。
立って少し動く。
目を閉じて休める。
深く息を吐く。
それだけでも、体は少し休みやすくなります。
姿勢を完璧にしようとしなくて大丈夫です。
まずは、体が固まりきる前に、少しだけ動かしてあげてください。
あけぼの接骨院・整体院
石川県河北郡津幡町加賀爪ホ403
院長 橋本 大希




