運動をする人に伝えたいのは、
「始める前」と「終わった後」では、
体へのかけ方を変えることが大事ということです。
ここが分かれていないと、
がんばっているのに疲れが抜けない、
続けているのに痛めやすい、
そんな状態になりやすいです。
ケガが出やすい人に多い形
ケガが出やすい人には、よくある形があります。
それは、
いきなり動く
または
終わったあとに何もしない
このどちらかです。
運動そのものが悪いのではなく、
始まり方と終わり方が雑になっていることが多いです。
体は機械ではないので、
急に全開で動かすと、関節や筋肉がついていきません。
反対に、使ったあとにそのまま終えると、緊張が残りやすくなります。
運動前に大事なこと
運動前というと、
「とりあえず伸ばす」と考える人が多いです。
もちろん、軽く体を動かすことは大事です。
ただ、前の準備でいちばん大事なのは、
筋肉をやわらかくすることだけではありません。
大事なのは、
体温を上げること
関節が動きやすい状態を作ること
これから使う動きを体に思い出させること
この3つです。
いきなり強く伸ばさない方がいい理由
運動前に、いきなり強く伸ばしてしまう人がいます。
でも、始める前はそこまで強くやらなくて大丈夫です。
先にやりたいのは、
軽く歩く
肩や股関節を回す
その競技で使う動きを小さく入れる
こうした流れです。
たとえば走るなら、
足首を動かす、
股関節を軽く曲げ伸ばしする、
腕を振る、
少し歩いて体を温める。
この順で入るだけでも、体の反応は変わります。
急に大きく動くより、
小さく動いて準備を始める方が、体は動きについていきやすいです。
特に準備不足が出やすい場所
運動前に見落とされやすいのは、
足首
股関節
肩まわり
この3つです。
このあたりがうまく動かないまま運動を始めると、
本来そこまで負担が集まらなくていい場所に、
代わりの負担が集まりやすくなります。
たとえば、
足首が硬いまま走ると膝やふくらはぎに負担が出やすくなります。
股関節が使えないまましゃがむと腰に負担が集まりやすくなります。
肩まわりが動かないまま投げる、打つ、泳ぐとなると、首や肩の前側がつらくなりやすいです。
つまり、
痛い場所だけを見るのではなく、先に動くべき場所が動いているかを見ることが大事です。
運動後に大事なこと
運動後も、ただ終わればいいわけではありません。
終わったあとに大事なのは、
疲れた筋肉をただ伸ばすことより、
興奮した体を落ち着かせることです。
運動のあと、息が上がったまま、
その場に座りこんだり、すぐスマホを見たりして終わる人もいます。
でも、その終わり方だと、首や肩に力が残りやすくなります。
その結果、
次の日に
「なんか重い」
「首肩が張る」
「体が抜けていない」
という形につながりやすくなります。
運動後にやっておきたいこと
運動後は、難しいことをたくさんやる必要はありません。
まずは、
急に座りこまない
少し歩く
呼吸を整える
張りが強い場所を軽くゆるめる
これで十分です。
とくに大事なのは、
「終わったあとに急に止まらない」ことです。
少し歩くだけでも、
呼吸が落ち着きやすくなります。
心拍も下がりやすくなります。
首や肩の余計な力も抜けやすくなります。
強く伸ばすことより、
体を通常の状態に戻していく時間を少し作ることが大事です。
運動前と運動後は、目的が違います
ここを分けて考えると、準備は続けやすくなります。
運動前は、
動ける体を作る準備
運動後は、
疲れを残しにくくする整理
この違いです。
前も後も同じことをするのではなく、
その時間の目的に合わせてやることを変える。
それだけで、体の負担は変わります。
なんとなくやるより、意味が分かる方が続きます
準備が続かない人は、
やり方が悪いというより、
何のためにやるかが分かっていないことが多いです。
運動前は、ケガを防ぎやすくするため。
運動後は、疲れを残しにくくするため。
この意味がはっきりすると、
ただの習慣ではなく、
自分の体を守る行動として続けやすくなります。
運動をがんばる人ほど、
本番だけでなく、
始める前と終わった後の体の扱い方を大事にしてみてください。
その積み重ねが、
ケガの予防にも、疲労管理にもつながっていきます。
あけぼの接骨院・整体院
石川県河北郡津幡町加賀爪ホ403
院長 橋本 大希




